〒240-0115神奈川県三浦郡葉山町上山口1835-1
090-6510-9432
道草牧場の理念
子供から高齢者まで「生きる力」を育んで行く、
日本語、英語、ドイツ語を共通言語にしたインターナショナルオル・コミュニティ牧場です。

葉山道草牧場で目指すこと
葉山道草牧場では、馬から幸せに生きることを学び、「生きる気力」の獲得を目指します。
馬を中心とした暮らしの型(equine centered form of life)を通じて人の成長を生み出します。
どうして馬がいいの?
馬には個体認識をしないことがポイントです。馬には<私>という概念が無く、いつも世話している人、いつも調教をしている人の事も覚えていません。
いつもの人と同じ行為を行えば初めての人でも毎日の担当者と同じ世話や調教ができます。馬は差別することができません。すべての人をありのままで受け入れています。
そして、ミスを恐れることは不要。仮にお世話や乗馬の際、人間が失敗し馬にいやな思いをさせてしまっても次にその馬に会う時はやり直しができます。すべてのミスを許し、次回接する時はリセットされた状態でその人と接することができます。
人間同士のコミュニケーションでは言葉が大半を占めています。馬と向き合う時には言葉はあまり役に立ちません。言葉の単語より、声のメリハリやトーンが大事です。全身を使ってボディーランゲージも使わないと馬とうまくコミュニケーションが取れません。そのコミュニケーション・ツールは人間社会でも役立つことがあります。例えば、現地の言葉を話せない外国に行って、片言の英語に自分の気持ちをトーンやボディーランゲージで表せる人は流暢な英語で話しをする人と同じぐらいコミュニケーションができます。


道草牧場のコミュニティは
どんなもの?
道草牧場のコミュニティーは、馬の群れを真似します。
●馬という動物が持つ、「誰にも等しく平等に接する」という本能から、人間社会で悩みの種となる、自分と他人の違いを気にしなくてもいいことだと学びます。
●そして、馬の群れには究極の自由と究極な平和が成立しています。馬には好き嫌いという概念はほとんどありません。どの個性の個体も群れの一員として受け入れます。天敵に見つかる事につながるため、喧嘩を嫌がります。瞬間的に怒っても、次の瞬間にまた仲良くするのは馬から学びます。
様々な背景を持っている会員が共同作業し、自分の特技を活かせる非営利企画を牧場会員を中心に行うこともあります。餅つきや、手芸、物作りなどを通して、色々な人たちと自然と交流することができます。
馬を中心とした日常にはお世話する人たちの間、馬の群れのような緩やかな、お互いを支え合うコミュニティが自然に生まれます。
道草牧場の暮らし
毎日一緒に馬たちのお世話をする人たちとの生活の<型>が作られます。この暮らしを支えるのが、馬を中心としたルーティンワークになります。
ある日の暮らし
7:30~10:00
会員が来場、牧場のさまざまな作業に取り組む:馬たちの餌やり、馬房掃除、ボロ拾いなど
10:00
乗馬のための準備体操(大幹を鍛えたり、バランス感覚を育つ事が目的)
10:30
馬たちのグルーミングや場壮、乗馬レッスン
12:00
馬たちのお昼ご飯、その後人間のお昼ご飯(事務所の円卓、もしくは囲炉裏を囲んだり、馬たちの隣のピックニック・スペースで)
13:00
馬たちと遊ぶ時間(サーカス芸、人馬サッカー、道草を食べに行く散歩など、参加者のアイディア次第)もしくは乗馬
牧場のさまざまな作業: 馬糞でできた堆肥を使って野菜を植える、馬糞を提携農場に配達、場内の農産物の収穫、農家の収穫のお手伝い
16:00
馬たちの晩御飯
馬場の整備などの片付け
閉場


馬が教えてくれること
●力では決して敵わない、自分よりも大きい相手と対峙する。 そこにはいくつもの壁があって、 その壁を少しずつでもクリアしていく事で自己肯定感が生まれる。
●大きな威圧や威嚇で抑えようとすれば、 言うことは聞くが、恐怖して従っているだけ。 たまに反発して攻撃してくる馬もいる。
●馬は臆病で繊細な動物。 その日の気分や体調や周りの環境にも左右され、 強い風が吹いただけでびっくりして走り出すこともあるし、 その馬の性格によっても接し方が全然変わってくる。 ”お互いのちょうどいい気持ちのバランスと” ”ちょうどいい力加減” そのリーダーシップが重要で、出来た時には嘘のようにスムーズに動いて、 私達の言うことや感情を感じ取り、良きパートナーになってくれる。
●馬は、シンプルで自然なコミュニケーションの取り方を、 根気強く優しく人間に教えてくれる。 人と人とのコミュニケーションにおいてもそれはとても役に立つと言える。 人間同士で自分の意思を伝える時も、 伝え方が控えめで弱ければ半分も伝わらないし、 主張し過ぎれば角が立つ事もある。
●人と人とのコミュニケーションで失敗をすると、お互いに遺恨が残ることもある。 馬と人で違うのは、 馬は失敗を何度でも許してくれる寛大な動物ということだ。 ”この行為はイヤである” はあるが、 ”この人はイヤである” は馬にはない。 だから何回失敗しても許してくれるし、 次の瞬間には何もなかったようにムシャムシャと人間の手から美味しそうに草を食べる。 これは自然と共存する為に身についた群れの本能である。
馬との体験から得られる、 コミュニケーション能力・自己肯定感・ゆるされる安心感。 人間の原点にあるもの。 深くて温かみのある人間性を馬は育ててくれる。 また、馬の世話をする事で命の大切さを知り、 馬に乗る事で柔軟性やバランス感覚、筋肉の強化、体幹を鍛えられたり、 見て触って匂いを嗅いで声や音を聴いて馬を感じることは、人間の五感を鍛える。 便利ではあるけど、人同士の繋がりが薄いこのAI時代に、 馬は、人生に最も必要で最も大切な事を教えてくれる、先生なのだと私は思っています。 馬が教えてくれる事、すべてはそこにある。

